サーラビルがリニューアル

サーラグループ(中村捷二代表)が、100周年記念事業として豊橋市白河町のサーラビルで進めていたリニューアル工事が完成、23日午前10時から「サーラプラザ豊橋」の名称でオープンする。建物前面は、芝生と木のデッキスペースを広く取り、開放的な庭、街にとっての広場のようなイメージとしている。建物は4階建てで、1、2階にはショールーム、カフェ、料理教室、カルチャースクールなどで、地域の人がくつろぎ、交流する場として活用してもらう。

 同ビルは1977(昭和52)年に完成して以来、今回最も大掛かりにリニューアルした。建物の顔を一新するとともに、これまで以上に利用しやすい施設に整備した。

 建物面積は5974平方メートル。1階はショールーム、カフェ、クッキングスタジオ、2階がカルチャースクール、オフィス、3~4階はオフィス。建物前面はグリーンガーデンで、天然木を使ったデッキとベンチを配置し、街中の緑の広場で憩いの場を設ける。

 主な施設では、グリーンカフェは、季節の旬な食材を使った自家製ヘルシーメニューが楽しめる。くらしときめきアカデミーは楽しく、ゆったり学ぶカルチャースクール。1階のクッキングスタジオでは、女性も男性も幅広い世代が楽しめる講座とする。2階のカルチャースクールはオリジナリティーある講座を開講する。さらに、ショールームでは着脱式の壁パネルでさまざまな展示や企画シーンを演出する。リフォーム、商品展示コーナーとウィズガス体験コーナーを設ける。

 同日は午前10時からリニューアルオープン、同10時15分から正面入り口でオープニングセレモニーを行う。

地上150メートルの眺め きょうオープン 市川の高層ビル 屋上展望デッキ

 市川駅南口再開発事業で完成した四十五階建て高層ビル「ザ タワーズ ウエスト」の屋上展望デッキが、十日オープンする。入場無料で、地上から高さ約百五十メートルの空中散歩を楽しめる=写真。

 入場できるのは午前九時~午後九時で、四十五階の展望フロアは午後十時まで。

 眼下で“緑の孤島”真間山に沿って江戸川が弧を描き、視界の果てまで市街地が広がる。新宿や六本木ヒルズの高層ビル群、東京ディズニーランド、東京湾なども一望でき、筑波山や箱根の山々もはっきり確認できる。天候次第で富士山も見えるという。

 当初、展望フロアに飲食店を誘致する計画だったが、民間事業者の応募がなく出店のめどは立っていない。 (林容史)

第45回日本経団連洋上研修団出発

参加者一人ひとりが職場においてリーダーシップを発揮し、変革の推進役となる――。企業の第一線で活躍する管理者・監督者140名が5日、「強い組織・熱い職場をつくる」との総合テーマのもと、新しいリーダーシップのあり方や職場活性化の条件などを探る8日間の洋上研修に出発した。

横浜港からの出港を前に研修船「ふじ丸」(2万3000トン)のデッキで行われた結団式・壮行式では、まず、研修団の立石信雄名誉団長(オムロン相談役)が、「経済状況が厳しいなか、今回も、北海道から沖縄までの全国各地から60社、140名という多くの参加者を得て洋上研修が行われることを嬉しく思う。人生や仕事においては、個人としてのネットワークが重要である。この機会を活かし、幅広い業界・企業の方との交流を通じて学びを深め、修了後はそれぞれの会社の発展に尽くしてほしい」とあいさつした。

来賓として出席した神奈川県経営者協会の高橋忠生会長(日産自動車特別顧問)が、「今年は横浜港開港150周年である。江戸末期から明治の初めにかけて、多くの若者がこの港から外国を目指し、帰国後は日本の近代化に貢献してきた。現在はグローバル化の時代であり、アジアでは、日本・中国・韓国がカギを握る国である。今回の韓国訪問を今後の糧にしてほしい」と、参加者を激励した。

続いて、川本裕康日本経団連常務理事が、研修の成功、研修修了後の参加者の活躍に期待する旨あいさつ。また、講師代表として一橋大学大学院の守島基博教授が登壇し、組織活性化に向けたリーダーシップ発揮のあり方について課題提起していきたいと語った。

これに応え、南総通運の賀部光仁氏が、「今日の管理・監督者に求められる役割は何か、役割を果たすためにどのような行動力が求められるかをメンバー同士で率直に語り合い、それぞれが職場において変革の推進役となれるよう、新たなリーダーシップのあり方を学び取る」と団員を代表して決意表明した。

参加者は船内で寝食をともにしながら、講演や実務講座などを受講する予定。また、班・グループごとに、ディスカッションを通じ研修課題の決定、あるべき姿の検討、職場の現状分析、課題の整理、行動計画の策定、成果発表などを行う。一方、寄港地研修では韓国の仁川(インチョン)で企業・団体を訪問し、現地の実情を視察する予定である。

【日本経団連事業サービス】

ダイハツ、東京モーターショーに4車種のコンセプトカーなどを出展

ダイハツは10月7日、第41回東京モーターショーの出展概要を発表した。

今回、同社では、4車種のコンセプトモデルと、9台の市販車、各種技術を出展する予定。軽自動車のキーワードとして挙げられる「エコ」、「ライフ」、「ファン」を各コンセプトモデルにより具現化し、未来における軽自動車のあるべき姿を提案するという。

そんな中、車が環境に与える影響を考慮したモデルとしてコンセプトモデル「eS(イース)」を出展する。1リッターあたり30km/hという優れた低燃費を実現している。

また、市販予定車として登場する「タント エグゼ」は、燃費の向上はもちろん、クラストップレベルの広々とした室内空間を誇る。

コンセプトモデル「デカ デカ」は、低床フラットフロアを特長とし、ユーザーの様々な趣味に対応できる広い室内空間を確保する。

同じくコンセプトモデルの「バスケット」は、オープン4シーターと広い後部デッキで、快適性と利便性を高めている。家庭菜園などでスローライフ生活を楽しむユーザーを想定しているという。

(Goo-net編集部 菅乃廣)

今春定年の教師が星空見えるバー開業/横浜

JR関内駅徒歩3分。古いビルの屋上に、小さな灯がともった。細い階段を上ると、そこは天井も壁もないバー、店主は齋藤天馬さん(60)。35年務めた教師を春に退職し、教え子たちの助けを借りながら作り上げた店だ。木製デッキ、白い天幕、手描きの絵…。生徒たちのアイデアがちりばめられたその場所は、天馬先生の教師人生の結晶のよう。星空を見上げ語り合う「TheBar(バー)Tenmar(テンマー)」、今宵(こよい)も開店の時刻を迎える。

 天馬先生の教員生活は1974年、25歳のときに始まる。大学を卒業後、3年勤めた通信社を辞めて横浜市立校の教師になった。

 初任地の中学は「ひどく荒れていた」。窓ガラスは割られ、屋上の階段にはシンナーの一斗缶を見つけた。けれど人柄に引かれるように、生徒たちは天馬先生を慕った。卒業後も家を訪れる生徒もいた。その中に15歳の湖(こ)出(いで)岳(たかし)さん(49)もいた。

 湖出さんは今、設計士をしている。家出をしていた16歳、石川町駅前の運河に係留された廃船ギャラリーに出入りしていたころに建築に興味を持った。自分の好きなことを仕事にしたのは「人生は楽しく生きる」天馬先生の影響を受けている。天馬先生が県立高に転職しても、生徒たちとの関係は続いた。

 「お互い変わらなかったから、いつ会っても面白かった。天馬先生はいくつになっても、つまらない男にはならなかったよ」

 天馬先生は生徒達に、バーの夢を語っていた。設計監理は湖出さんにお願いするつもりだった。定年を春に控えた昨冬、具体的に話が進み始める。場所は天馬先生の母親の実家、関内駅近くのたばこ店の屋上。けれど2階建てのそのビルは、築50年を過ぎていて増築ができない。湖出さんは提案する。「屋根も壁もなくていいじゃない」

 雨の日、風の強い日、冬の寒い日はお休み。自然のままに営業するバーだ。「“冷暖房不備”なんて今どき珍しいでしょう?」と、天馬先生は胸を張る。カウンターにいす10席と、立ち飲み用のスペース。雨に強い木製デッキと船舶照明、天幕は、さながら船を連想させる。天馬先生の新しい舞台づくりに、教え子たちは次々と協力の手を挙げた。

 屋上に続く階段のシャッターには、最後に勤めた県立高の卒業生の女性が絵を描いた。別の卒業生はホームページ(HP)の立ち上げと運営を手伝う。天気の気まぐれで休業するときは、HPで知らせるようにした。

 1日の開店を前に開いた5日間のプレオープンには、勤めた5校の卒業生や近くの住民300人近くが訪れた。店の隅には、湖出さんたちが贈った白金のシェーカーが光る。

 「誰よりいい教員人生を送った自信があるけど、これからもっといい時間を過ごそうと思っているんだ」。にやりと笑う天馬先生。湖出さんはそれを見て言う。「大したもんだよ。うらやましいな」―。 

藤原竜也「写真も撮っちゃってください」

俳優藤原竜也(27)が4日、主演映画「カイジ」(10日公開、佐藤東弥監督)のPRイベントを横浜港で行った。劇中で「エスポワール号」として使用した豪華客船「ふじ丸」の船内デッキにファン200人を招待。「地上250メートル鉄骨渡り」のシーンにちなみ、レッドカーペット上に敷いた鉄骨の上を渡って登場した。イベント中の写真撮影は禁じられたが「せっかく皆さんが集まってくれたので、写真も撮っちゃってください。責任は(所属事務所の)ホリプロまで」と強権発動。じゃんけん大会のプレゼントに前売入場券10枚を急きょ加えるなど、関係者を慌てさせた。「後で怒られるでしょうねえ(笑い)。でもみんなに楽しんでもらわないと。間違いではなかったと思う」と胸を張った。

まきストーブ普及、大町でサミット

大北地方の住民らでつくるグループ「森づくり人づくり22」は4日、まきストーブの普及を目指す「ウッドストーブサミットinおおまち」を大町市のフレンド・プラザ大町で開いた。約100人が訪れ、まきストーブの仕組みや森林整備についての講演を聞いた。

福山市立動物園 新猛獣舎ガラス張り…2011年春公開予定

広島県福山市芦田町の市立動物園(藤井哲朗園長)で、猛獣舎と小動物舎の新築工事が始まった。ガラス張りにするなど動物の生態を観察しやすいようにし、ピューマやワラビーなどが新しく加わる。2010年末に完成し、11年春に一般公開する予定。

 市によると、総事業費は約4億5000万円。ライオンやピューマ、トラなど6種類の肉食獣が入る猛獣舎は鉄筋コンクリート2階建てで、約760平方メートル。北海道旭川市の旭山動物園などを参考に、ガラス張りにしたり、舎内に岩場を作ったり木を植えるなどして、動物が自然の中で生活しているような雰囲気にする。屋上には見学デッキも設け、隣の飼育舎にいる象を上から見学することも出来る。小動物舎は鉄筋コンクリート平屋で、約120平方メートル。南米やアフリカなど4つのゾーンに分け、マレーヤマアラシなどの小動物4種類と、ボタンインコなどの鳥類4種類が入る。

 藤井園長は「動物の特徴や動きを色々な角度から観察出来る飼育舎になる。動物について、今まで知らなかった新しい面を発見しに来てほしい」と話している。

(2009年10月3日 読売新聞)

鹿児島県のミスで工事入札無効

鹿児島県北薩地域振興局発注の県営住宅住戸改善工事入札で、同振興局が予定価格と工事場所を一部の業者に誤って通知したため、入札を無効とし、正しい情報を受け取った業者の落札決定を取り消していたことが2日、分かった。誤通知を受けた業者はすべて最低価格を下回り、失格となった。県は「公正・適正な競争が行われる環境でなかった」として、今後再入札する。
 県土木部監理課によると、落札前までにミスに気付き、入札を中止したケースはあるが、落札決定後の取り消しは異例。 
 県によると、工事は「ウッドタウン宮之城団地地デジ受信施設改善」で、10社による指名競争入札。9月17日に電子入札システムを導入している8社に通知した際、予定価格約290万円を約102万円と誤り、工事場所も「さつま町宮之城地区」を「薩摩川内市平佐地区」としてメール送信した。残る2社には文書通知で、正確な情報が伝えられた。
 入札は9月30日にあり、文書通知を受けた2社のうち1社が落札。結果は同日中に他社に伝えられ、「102万円とされた予定価格より高い額で決定しているのはおかしい」と指摘があり、発覚したという。
 同振興局は「落札は決めたが、契約関係にはない」。落札した業者は「役所の失敗を押しつけている。間違いで済まない」と話している。
 県監理課は「連絡事項は通知前に回覧して確認するが、形式的になっていたかもしれない。確認の徹底を喚起したい」としている。

セアカゴケグモ?:稲沢で4匹捕獲 /愛知

中部地方整備局は1日、稲沢市祖父江町の国営木曽三川公園「ワイルドネイチャープラザ」で、毒グモのセアカゴケグモのようなクモ4匹を捕獲したと発表した。同公園内の河口部ではこれまでにセアカゴケグモが発見されているが、上流部の稲沢市内で見つかったのは初めて。

 同局木曽川上流河川事務所によると、発見したのは1日午前11時半ごろ。同プラザの散策用の「河畔デッキ」と呼ばれる木製デッキの中で、成虫1匹、幼虫3匹を管理センターの職員が見つけた。同事務所はセアカゴケグモとみて詳しい鑑定をしている。

 セアカゴケグモにかまれると患部が赤くはれ、吐き気やめまいなどの症状が出る場合もあるという。同事務所は「発見した場合は素手でつかまず、事務所まで連絡してほしい」と呼び掛けている。【月足寛樹】