中部地方整備局は1日、稲沢市祖父江町の国営木曽三川公園「ワイルドネイチャープラザ」で、毒グモのセアカゴケグモのようなクモ4匹を捕獲したと発表した。同公園内の河口部ではこれまでにセアカゴケグモが発見されているが、上流部の稲沢市内で見つかったのは初めて。
同局木曽川上流河川事務所によると、発見したのは1日午前11時半ごろ。同プラザの散策用の「河畔デッキ」と呼ばれる木製デッキの中で、成虫1匹、幼虫3匹を管理センターの職員が見つけた。同事務所はセアカゴケグモとみて詳しい鑑定をしている。
セアカゴケグモにかまれると患部が赤くはれ、吐き気やめまいなどの症状が出る場合もあるという。同事務所は「発見した場合は素手でつかまず、事務所まで連絡してほしい」と呼び掛けている。【月足寛樹】