琵琶湖の眺望を楽しみながら飲食できる大津市打出浜の「なぎさのテラス」の利用者数が、年間7万人の見込みを大きく上回り、2月末現在で11万6千人に達していることが、同市のまとめで分かった。市は「美しい眺めが評価された結果だろう」としている。
「なぎさのテラス」は、市の中心市街地活性化基本計画の核事業として、官民で出資する株式会社「まちづくり大津」が、びわ湖ホール西側のなぎさ公園内に整備し、昨年4月23日にオープンした。ウッドデッキでつながった木造1~2階建ての4棟に、イタリア料理店やカフェなど4店が入居している。
市によると、当初計画の年間7万人は9月下旬に突破し、利用者数は順調に伸びているという。琵琶湖や対岸のマンション群、比叡山など、眺めの良さと、屋外でも飲食ができる工夫が評価されているとみる。
昨年11月に実施したアンケート調査では、利用者の8割が女性。年齢別では、20~30歳代が24%と最も多かった。グループでの利用が多く、全体の2割強が3回以上の利用者だった。市は、年間利用者数は13万人、経済効果2億円を見込んでいる。