12月19日15時13分配信 産経新聞
太陽光エネルギーも利用して動く世界初の大型船舶「アウリガ・リーダー」(全長約200メートル、約6万1000トン)が完成し19日、神戸市の三菱重工業神戸造船所で、船のデッキに取り付けられた太陽光パネルへの通電式が行われた。
太陽光利用で二酸化炭素の排出量を削減しようと、新日本石油と日本郵船が共同開発。デッキに328枚の太陽光パネルを搭載し、最大で動力用電力の0・3%、照明などの生活電力の6・9%をまかなえる。
トヨタ自動車の車を海外に運ぶための自動車運搬船で約6400台の搭載が可能、今後約2年間、アジアと中近東を結ぶ航路上で風圧や塩害、振動に対する耐久性などを検証し、実用化を目指す。