11月1日17時1分配信 毎日新聞
県立高知南中・高校(高知市桟橋通6、垣内守男校長)の全生徒や教職員ら総勢1162人が31日、同校の中庭(約400平方メートル)に手形を押した。
同校の今年の合言葉は、中高で一つの学校を作り上げようとの思いを込めた「1000人オーケストラ」。中庭のウッドデッキが老朽化したため昨夏から撤去。コンクリートむき出しの跡地の活用法について、教職員やPTA、生徒会で構成する「開かれた学校づくり推進委員会」が話し合い企画した。
紫、黄、オレンジなど計17色のペンキを用意。生徒らは仲良し8人組で手形の円を作ったり、「1―5」とクラスの文字を作ったりしていた。同高1年、大杉理子さん(16)ら6人は「大人になっても仲良しのままがいいねという思いを込めました」と笑顔で話していた。
空いたスペースには、来年度中学に入学してくる新入生の手形が加わる。【千脇康平】