立命館大びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東1)で、芝生やウッドデッキなどを整備した「憩いのスペース」づくりが進んでいる。同大を卒業する学生4人が、学生や来訪者に緑に囲まれた空間でくつろいでもらおうと企画した。27日に完成予定で、22日の卒業式で披露される。
同大では昨年度から、大学側と学生から募ったスタッフで学内外の環境整備を進めている。昨年度は新装した食堂にスタッフの意見を取り入れた。
今年度はキャンパス緑化や交通アクセスなど4班に分かれて改善策を考えた。憩いのスペースは、調査で「緑が少ない」という意見が多かったことから、安らげる場をつくろうと提案した。
スペースは学内南側に整備。広さは1615平方メートル。桜や月桂樹など約20本の木やハーブなどを植えてベンチを置く。企画段階からかかわった経営学部4年、国松勇斗さん(22)は「学生の意見が形になってうれしい」、同、加藤拓さん(22)は「将来的には地域の人にも開放したい」と、完成を心待ちにしている。【南文枝】