新広島市民球場:これが新球場だ /広島

4月2日16時2分配信 毎日新聞

 ついに完成した広島東洋カープの新本拠地、広島市民球場(通称マツダスタジアム)。今季から、この場所で名場面、名勝負が繰り広げられる。大リーグの球場を参考に、「野球を見るだけでなく、楽しめる球場」をコンセプトに造られた新球場には、家族、友人とパーティーをしながら楽しめるエリアなどなどさまざな工夫が凝らしてある。他球場と違うユニークな席を紹介する。【寺岡俊】
 ◆コンコース
 ◇1周600メートル、売店ズラリ--どこからでも観戦
 メーンゲートをくぐり、まず目を引くのが1周約600メートルのコンコースだ。旧市民球場でおなじみの「カープうどん」など、20の売店が軒を連ねる。バックネット裏からバックスクリーンまで行き来することができ、どの場所からでも観戦できる。ちょっと飲み物を買いに行っていてもファインプレーは見逃すことはない。
 ◆びっくりテラス
 ◇球場でバーベキュー?
 内野スタンドと右翼席の間にある「びっくりテラス」ではバーベキューが楽しめる。3段で広々として、ピクニックテーブルやバーベキュー用の鉄板などが設置されている。テラスからは球場全体を見渡すことができる。他にもベンチの選手と同じ目線で観戦できる「砂かぶり席」やクッションソフトで寝ころびながら試合が楽しめる「寝ソベリア」もある。
 ◆パーティーフロア
 ◇結婚式の2次会にも
 友人や同僚とおしゃべりや食事をしながら楽しめる広いフロア。一塁側と三塁側の中2階に位置する。
 特に一塁側は最大200人のイベントができるため、親ぼく会や結婚式の2次会にも利用できる。グラウンド側は遮るものがなく、ファウルボールが飛び込むハプニングがあるかも(9万円~67万円)。
 ◆ウッドデッキ席
 ◇バー気分でゆったり
 バックスクリーンの左翼側にはウッドデッキや木製カウンター、西部劇のバーを連想させる席がある。料理もオプションで付く。
 バー感覚で、友人や恋人と語り合いながら、カウンター越しに試合を観戦できる。30席限定(1人3500円)。

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