新エルムの森:北大正門脇に移転 木のぬくもり/自然エネルギー活用 /北海道

北海道大のインフォメーションセンター「エルムの森」が、札幌市北区北8西5の北大正門脇に移転オープンした。緑豊かなキャンパスの景観に合わせた木のぬくもりを感じさせる外観で、太陽光などの自然エネルギーを活用したエコ・スポットともなっている。

 新エルムの森は木造平屋建ての324平方メートルで、以前にあった農学部近くの場所から西側に約300メートル移転した。学内イベントの情報提供や北大の広報誌などを用意し、北大オリジナルの文具や特産の食料品なども販売している。喫茶コーナーもあり、屋外のウッドデッキでくつろぐことができる。

 大きな特徴は、環境への負荷を抑え、自然エネルギーの活用に工夫した点。隣接する学術交流会館に一般家庭4~5軒分の使用量を発電できる太陽光パネルを設置したほか、地中熱を活用したヒートポンプを冷暖房や融雪に使う。照明も効率がいいLED(発光ダイオード)を導入する徹底ぶりだ。

 開館時間は午前8時半~午後5時で、年末年始を除き年中無休。【千々部一好】

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