金剛山うっすら雪化粧 近畿で冷え込み

上空に流れ込んだ寒気の影響で、15日朝の近畿各地はぐっと冷え込んだ。大阪、奈良府県境にある金剛山(標高1125メートル)では、山頂付近の木々などがほんのりと白くなった。「金剛山ロープウェイ」金剛山駅に勤めて7年目という高村昭彦さん(47)は「ウッドデッキなどにうっすら雪が積もっている。4月半ばに雪が降るのは初めて」と驚いた様子で話した。兵庫県三木市君が峰町の池では同日朝、150匹以上のフナが死んでいるのが見つかった。県は、急激な気温の低下が原因ではないかと見ている。

 大阪管区気象台によると、この日朝の大阪市内の最低気温は平年より4.3度低い6.2度で3月下旬並み。ほかの各地の最低気温は、大津と奈良で5.2度、京都5.5度、神戸6.7度、和歌山7.1度と、平年より2~4度ほど低かった。冷え込みは次第に弱まるが、週末ごろまでは続く見込みという。

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